よく「ご飯食べた後は動こう!」って言われるけど、
実際のトコどうなの?と、疑問に思ったこと一度はありますよね。
僕も132回くらい思ってました。
今回は、栄養学の視点で、そのあたり詳しく解説してみました。
最後まで見ると、「今後食べた後に
どんな運動すれば良いのか?」が分かるようになります。
実際の食前と食後の血糖値の画像も
紹介しているので、チェックしてみてください!
もくじ
食後の運動で血糖値は下がるの?
いきなり結論ですが、食後にカラダを動かすと、すみやかに
グッと血糖値を下げてくれます。
カラダを動かすと、すみやかに
グッと血糖値を下げてくれます。
即効性があるっていうのは、嬉しいよね!
このあたりの血糖値の動きは、
グルコースモニターを付けて計測すると分かります。
カレー食べた後はこの数値なのに…
しばらく運動するとこうなる!
し
きれいに下がるのが目に見える
動き方には個人差があるので、
気になる方はやられてみることをオススメします!
僕はホントやって良かったと感じてます笑
コチラのリブレがオススメ。
血糖値コントロールって、
普段から気を使ってないとなかなか難しいですからね・・・^^;
血糖値が上がるメカニズム
通常は、インスリンというホルモンに反応して、
細胞膜にあるグルコースチャンネルという玄関が
パカっと開きます。
こうやって血液内にいる糖を細胞内に取り込むことで
血液中の血糖値を下げるんです。
でインスリンが具体的に何やってるかって言うと、
細胞膜のトコまで行って、
コンコンコンってノックして、
「開けてーーー!
お砂糖さん来てるよー!!開けてー!」
って働きかけて、
細胞内に入れるようにしてくれる。
つまり、血糖値を下げるには
インスリンが必要になる。
でも、そのインスリンってあまり出したくないんです。
肥満ホルモンって呼ばれるくらい、
太る原因になっちゃうから・・・(笑)
そんな時に活躍してくれるのが、
『GLUT4』という、運動専用のVIP玄関。
インスリンなしでも
糖を細胞内に入れてくれる優秀なやつ。
簡単にいうと、太りにくくなるってこと。
なかなかスゴいですよね!
だから、
『食後には動こうね』って話しなワケ。
特に食後の運動をすべき人って?
特にこんな方には、オススメ。
- 血糖コントロールが上手くない(血糖値スパイクが起こりやすい)
- インスリン抵抗性が高い(インスリン出ても下がりにくい)
- インスリン分泌機能が低下してる
動けば血糖値を下げれるので、
もう動かない手はないって話しです!!
ちなみに僕もこの記事を書きながら、
足踏みしてます^^
座って書くより、立って書いた方が頭も働くからね☆
(コレほんと)
さらにこの症状ある人にも、効果てきめん。
低血糖症状がある人はマスト
低血糖症ぎみの方には、激しくオススメです。
というか、血糖値がバコンバコン、乱高下する
血糖値スパイクが起こってる可能性が高いので
積極的にした方が良い。
(僕も低血糖気味だったので、よく分かります。)
糖貯金が上手くいくと
血糖値が安定するので、低血糖症状を防いでくれます。
あのダルさは何もする気失せちゃうから、
ツラい・・・
次に副腎も見ておきましょう。
副腎疲労がひどい場合はどうする?
副腎疲労が進みまくって末期になると、
動くのさえしんどい人もいます。
カラダを動かすのも辛いかもしれませんが、
その場で足踏みくらいは、やって欲しいなと思います。
何もやらないよりは、断然イイので^^
食後に激しい運動するのはアリなの!?
ただ注意点として、
ジムでやる本格的な筋トレや
キツめのランニングをやる人は、また話が変わってきます。
「がっつりカラダ動かしてるからイイんじゃないの?」
と思っちゃいがちですが、
残念ながらこの場合
糖貯金は減っちゃいます。
激しい運動によって
多くのエネルギーを消費しちゃうから。
貯めるどころか
逆に貯金が減るからもったいない・・・(泣)
糖貯金のグリコーゲンを増やしたいなら、
多くても20分までの軽い運動にしてあげてください。
間違っても、HIITみたいな超ハードな運動は
食後にやらないでね・・・笑
食後の運動のさらなるメリット
また食後に運動することで、
食べ物から得た糖を、
たくさん取り込めるようになります。
肝臓と筋肉へグリコーゲンとして
多く取り込める(貯金できる)というワケ。
冒頭で実際の血糖値の通り、下がるんですね。
早いはなしが、
食後に運動する=グリコーゲンとして糖貯金をするスイッチを入れてくれる
ってこと。
運動って単純だけど、スゴいんですよ。
その場でパタパタ足踏みするだけでも、
体内ではこんなことが起こってるから。
ふーーーむ、感心感心。
グリコーゲンって何ぞや?
細かく説明するとややこしくなるので、
かんたんに言います。
【グリコーゲン=貯金用の糖】
って覚えてください。
体内でエネルギー不足が起こった時、
このグリコーゲンが使われます。
最優先で分解され、貯金されるのがこのグリコーゲン。
とても仕事ができる優秀な糖。
例えば、断食してしばらく食べない状態でも
すぐ絶命しないですよね?(いきなりやっちゃダメだぞ)
それは
こういう貯金があるからなんですね
ちなみにグルコースは
グリコーゲンを分解した時の小さい糖。
ミニ糖。(なんか可愛い笑)
つまりが、財布に入ってる現金ですね
手元に現金があったとしても、
貯金がゼロだと、メチャ不安ですよね(笑)
「あぁ・・・残高が、、あぁ・・・」
それと一緒で、
糖貯金のグリコーゲンは大事って話しです。
うん、そして
リアルの銀行の貯金も大事(笑)
糖貯金のグリコーゲンが、チャリンチャリン増えるから、
食後に運動するのは、とても良いんです。
口座に残高増えたら、嬉しいじゃないですか?笑
まぁ正直こういうのって習慣です。
なので最初からハードルを上げるのはオススメ出来ない。
「やったるでぇ〜〜」
ってやる気あるのって、
最初の3日間だけですからね(笑)
それ以外の大半の日数をどう続けるか?
↑
ココを考える必要がある。
だから、軽くでちょうど良いんです。
食後の運動のメリットまとめ
血糖値を下げるには
クスリやサプリに頼るのも選択肢としてなくはないですが、
まずは食後の軽い運動をオススメ!
だってカラダ動かすだけで
こんなメリットあるんですよ??
- インスリン出ない(太らない)
- 糖貯金が増えてエネルギー源になる
- お金かからない
- 血流の流れも良くなる
- 気分転換にもなる
- リズム運動でホルモン分泌もスムーズ
こりゃスゴい!
血糖値が140を超えると
糖化の原因となるAGEができやすくなると言われてます。
食後高血糖を防ぐためにも
軽く運動をしてあげてくださいね〜!
血糖値下がる具体的な食後の運動って何!?
じゃあ実際何をすればイイのってことですが、
こんな感じがオススメ
- 食べた後は歩く
- 食べた後は階段を使う
- 食べた後はすぐ座らない
- ウォーキングは屋内でも全然OK(階段の一段目を上り下りなどでもOK)
- それすら面倒なら、その場で足踏み(もも上げ運動)
- ハーフスクワット(中腰くらいまでで、ゆっくり丁寧にやる)
軽く動かして、
糖貯金のグリコーゲンを貯めてあげましょうね^^
食後の運動で血糖値下がる説はホントなの!?のまとめ
けっこう突っ込んで解説したので、血糖値について色々知れたかなと思います。
食後はとりあえずカラダを動かす、まぁコレに尽きます!血糖値が下がるとメリットが大きいので、ぜひ習慣化して欲しい。
この習慣は人生レベルで大切だと思います。運動楽しいしね!
ほいたらね〜
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